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2008年12月11日

畳Q&A 新しく畳替えをしたらカビが発生した。

Q4.新しく畳替えをしたらカビが発生した。今まで使っていたものはカビが生えなかったのにどうしてカビが生えるのか?前回はカビの発生が無かったのに・・・?

A4.イ草は湿気を吸収するので、湿度が高かったり、換気をせずに放置していたりするとカビが発生します。

【説明(カビの発生)】
イ草は湿気の多い時には湿気を吸収し、乾燥時には放出するといった吸放湿性の能力を持っています。この機能がお部屋の空気の湿度調整を行っています。
通常のご使用(人の出入りがあり、お掃除が良くなされ、通気が良い)では、特殊な場合を除いてはカビの発生はありません。
しかし、温度・湿度などの使用環境の変化、特に長期に雨が降り続け、湿気の多い日が続きますと(梅雨時期のような天候)、湿気の吸収能力の限界となりカビが発生してしまいます。通常イ草は約7%の含水率ですが、約15%を超えますとカビ発生の条件を満たします。
また、湿気があって、風通しが悪く、光が当たらないようなところ、また、人の出入りが一定期間なく、締め切ったお部屋の状態になりますとカビが発生する可能性があります。(特に湿度70%以上でカビは発生します。) 
特にイ草が新しいものは、吸湿性が高いので、いいままでご使用のものよりカビが発生しやすくなります。

≪防止策≫
※カビ発生の防止の為、畳を使用しているお部屋は常に通気を良くし、天気の良い日には窓を開けて換気を行って、お部屋に湿気を溜めないようにしてください。
※畳の上にジュウタンやカーペット等を重敷きしますと湿気を畳の中に閉じ込める事になりますので、カビの発生やダニ等の発生源になりますのでお避けください。
※出来れば、年2回(春と秋の乾燥した時期)、畳を取り外し、畳床を表にして充分に日光に当てて、4~5時間程度、畳干しをしてください。(この場合、畳表面は日光に当たらない様にしてください。)
※万一カビが発生した場合
お庭に場所が有る場合は、天気の良い日に畳を取り外し、天日に当て畳干ししてください。2時間程度乾燥させて、カビが発生している部分をブラシなどで軽く叩いてカビを拭き取ってください。
カビを取除いた後、消毒用のアルコールを薄めた容液で拭いておくと再発の防止になります。(しかし、完全に防止する事は出来ません。) この際、雑巾等は必ず固く絞って拭いてください。
畳干しをする場所がない場合や、カビの発生がひどい場合は、畳店にご相談ください。
 
注意!  カビの発生を放置しますと、カビを主食とするダニなどが発生し、これらのダニなどを主食とし、人体に害を与える害虫や、これらに寄生して、人を刺す害虫が寄ってきますので、絶対に放置しないようにしてください。

投稿者: 管理者 日時: 2008年12月11日 09:32 | パーマリンク |TOPページへ   ▲画面上へ

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