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「Piso Comodo blog-畳とい草の良さを発信します-」のカテゴリ「畳Q&A」に投稿されたすべてのエントリのアーカイブのページが、新しい順番に並んでいます。
1つ前のカテゴリーは、環良草 です。

2009年05月30日

畳Q&A.縁際が日に焼けたように見えるけれども、日焼けしているのではないか?

Q8.縁際が、日に焼けたように見えるけれども、日焼けしているのではないか?

A8.日焼けではありません。

【説明イ草の色の特性】
イ草は根元が白っぽく、中央が緑色(白青緑)、先端が日に焼けて薄茶色になっています。泥染めによりある程度の色むらはなくなりますが、やはり、この違いはどうしても分かります。
これを交互に織り上げますので、製品にした場合、縁際の部分(根元と先端がある部分)が、中央部分(イ草中央)の緑色と違って見えてしまいますが、これはイ草の色の特性であり色むら・日焼けではありません。
これらの色の特性は不良ではありませんので、ご理解とご了承をお願いします。

投稿者: 管理者 日時: 2009年05月30日 15:09 | | コメント (7) | トラックバック (0)

2009年05月28日

畳Q&A.お風呂上りに畳の上に濡れた足で歩いたり、座っていたり、濡れタオルを置いていたら畳が変色した?

Q7.お風呂上りに畳の上に濡れた足で歩いたり、座っていたり、濡れタオルを置いていたら畳が変色した?

A7.濡れたこと(蒸されたこと)によるものです。

【説明】
特にイ草(畳)が新しい場合は、イ草表面の染土が残っている為、水分で濡れた場合や座ったり濡れタオルを放置したりして畳表面が熱気で蒸れた場合、染土が水分を含んだ状態となり、この部分だけ他の場所と比べ染土が早く取れてしまい、ムラとなってその部分だけ、色濃く見えてしまいます。

≪防止策≫
畳が新しい場合は、極力濡れた足で歩いたり、お風呂上りに座ったり、濡れタオルを放置したりするのは極力避けてください。

これらの色の特性は不良ではありません。

投稿者: 管理者 日時: 2009年05月28日 19:21 | | コメント (3) | トラックバック (0)

2009年05月22日

畳Q&A.畳に醤油をこぼしてしまった、対処方法は?

Q6.畳に醤油をこぼしてしまった、対処方法は?

A6.慌てず、すぐに乾いた雑巾などで吸い取るように拭き取ってください。

≪対処方法≫
イ草の表面は固い皮がありすぐには、中に浸透しません。

醤油や水等の水分をこぼした場合は、慌てずに乾いた雑巾などで水分を吸い取るように拭き上げてください。
強く拭いたりするとかえって水分をイ草に染み込ませる形になります。

注意!  醤油や水分を放置しますと、イ草に吸収されたり、畳表の裏面まで浸透してイ草が変色したりしますので、早めに吸い取ってください。
(特に新しい畳は変色が目立ちますのでご注意ください。)
      醤油や油などはカビの栄養源にもなりますので、放置しないように注意してください。

投稿者: 管理者 日時: 2009年05月22日 15:10 | | コメント (2) | トラックバック (0)

2008年12月15日

畳Q&A 畳の上で寝ていたら、虫・ダニに刺された?

Q5.畳の上で寝ていたら、虫・ダニに刺された?
虫に刺されて病院で診せたら、畳が原因と言われた。

A5.結論から言うと、畳を直接の原因とする虫・ダニ等の人体への害は、ほとんど無く、原因の特定が出来ません。

【説明(害虫・ダニ)】
畳から発生したと考えられるダニ・虫は、イ草に付着した食物の屑、カビ等を主食とする一次的な屋内害虫(食植物性・雑食性・食菌性)と、これらの害虫(ダニ)を主食とする二次的な屋内害虫の2種類に分けられます。食物の屑、カビ等を主食とする一次的な屋内害虫は特別人体に対しての害を及ぼすことはありませんが、これらの虫やダニ等の死骸等を吸引することによって、吸引性アレルギー疾患や気管支喘息の原因となることも考えられています。次に、虫・ダニを主食とする二次的な屋内害虫は人を刺すこともあり、これらがかゆみや発疹の原因となる場合があります。 
 空気中、また、お部屋の中には、どこにでも微生物がいますし、一説にはお部屋の中には約2万匹のダニなどの害虫がいると言われ、約2万5千匹で「ダニがいると感じる」と言われています。上記のような一次的・二次的な害虫は一般的にどこにでもいるということです。
イ草は自然素材である為、乾燥植物を主食とする虫が付着するということも稀にありますが、通常のご使用で、日々のお掃除やお手入れがあれば、人体に害を与えるような害虫の発生はありません。
しかし、一般のカーペットを一定期間敷きっ放しにしていたり、お掃除を怠ったり、カビの発生を放置していたりすると、食品の屑・人体のアカ・フケ又、カビを主食とするダニなどの害虫が付着し、時に大発生することがあります。
これを放置すると人体に影響を与える虫・ダニが増え、時に人を刺すことが考えられます。
畳から害虫が発生したかのように見えますが、実際にはここに原因があります。また、家に飛来して床下に巣を作ったシロアリが畳を食害するといった被害もあります。

≪防止策≫
※虫・ダニ等の害虫の発生防止、また、刺咬防止には、日々のお掃除が一番です。
食品の屑・人体のアカ・フケ等は、日々お掃除にて掃き出すか、掃除機で吸い取り、また、カビを防止する為に、天気の良い日にはお部屋の換気をして、虫やダニの餌になるものの除去、発生防止に努めてください。
※万一、虫・ダニが発生しましたら、一度、掃除機などで吸い取り、お掃除をして、お部屋の換気を行ってください。
虫・ダニの発生がひどい場合は、殺虫剤の散布や薫蒸処理をして頂いても効果的と思われます。虫・ダニは直射日光に弱い為、場所が有れば2時間程度、畳干しをすると効果的です。

投稿者: 管理者 日時: 2008年12月15日 17:19 | | コメント (4) | トラックバック (0)

2008年12月11日

畳Q&A 新しく畳替えをしたらカビが発生した。

Q4.新しく畳替えをしたらカビが発生した。今まで使っていたものはカビが生えなかったのにどうしてカビが生えるのか?前回はカビの発生が無かったのに・・・?

A4.イ草は湿気を吸収するので、湿度が高かったり、換気をせずに放置していたりするとカビが発生します。

【説明(カビの発生)】
イ草は湿気の多い時には湿気を吸収し、乾燥時には放出するといった吸放湿性の能力を持っています。この機能がお部屋の空気の湿度調整を行っています。
通常のご使用(人の出入りがあり、お掃除が良くなされ、通気が良い)では、特殊な場合を除いてはカビの発生はありません。
しかし、温度・湿度などの使用環境の変化、特に長期に雨が降り続け、湿気の多い日が続きますと(梅雨時期のような天候)、湿気の吸収能力の限界となりカビが発生してしまいます。通常イ草は約7%の含水率ですが、約15%を超えますとカビ発生の条件を満たします。
また、湿気があって、風通しが悪く、光が当たらないようなところ、また、人の出入りが一定期間なく、締め切ったお部屋の状態になりますとカビが発生する可能性があります。(特に湿度70%以上でカビは発生します。) 
特にイ草が新しいものは、吸湿性が高いので、いいままでご使用のものよりカビが発生しやすくなります。

≪防止策≫
※カビ発生の防止の為、畳を使用しているお部屋は常に通気を良くし、天気の良い日には窓を開けて換気を行って、お部屋に湿気を溜めないようにしてください。
※畳の上にジュウタンやカーペット等を重敷きしますと湿気を畳の中に閉じ込める事になりますので、カビの発生やダニ等の発生源になりますのでお避けください。
※出来れば、年2回(春と秋の乾燥した時期)、畳を取り外し、畳床を表にして充分に日光に当てて、4~5時間程度、畳干しをしてください。(この場合、畳表面は日光に当たらない様にしてください。)
※万一カビが発生した場合
お庭に場所が有る場合は、天気の良い日に畳を取り外し、天日に当て畳干ししてください。2時間程度乾燥させて、カビが発生している部分をブラシなどで軽く叩いてカビを拭き取ってください。
カビを取除いた後、消毒用のアルコールを薄めた容液で拭いておくと再発の防止になります。(しかし、完全に防止する事は出来ません。) この際、雑巾等は必ず固く絞って拭いてください。
畳干しをする場所がない場合や、カビの発生がひどい場合は、畳店にご相談ください。
 
注意!  カビの発生を放置しますと、カビを主食とするダニなどが発生し、これらのダニなどを主食とし、人体に害を与える害虫や、これらに寄生して、人を刺す害虫が寄ってきますので、絶対に放置しないようにしてください。

投稿者: 管理者 日時: 2008年12月11日 09:32 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年12月08日

畳Q&A 色落ちして衣服や床に移った場合どうしたらいいですか?

Q3.色落ちして衣服や床に移った場合どうしたらいいですか?

A3.万一他へ色移りがあった場合、衣服などは通常の洗濯ですぐに洗ってください。特に汚れが強い場合は、部分的にもみ洗いしていただくか、クリーニング店に出してください。

【説明】
畳やイ草敷物には、染土を使用しており、余分な部分が残っていて、色落ちや色移りがしやすいというデメリットがあります。また、イ草の表面はもともと染土が浸透・付着しにくいという面もある為、強い摩擦や水濡れなどによって、使用中に色落ちや色移りが起こることもあります。

≪防止策≫
※これらの色落ちや色移りを防止する為に、汗をかいたままのシャツで寝転んだり、水濡れした洋服で座ったりするのは、絶対にお避けください。

注意! 放置されますと、移染した色が取れなくなる恐れがあります。
また、取れない場合は専門の業者へご相談してください。

※ 長年の使用である程度表面の染土が落ちている場合は、これらの心配はありません。

投稿者: 管理者 日時: 2008年12月08日 14:58 | | コメント (5) | トラックバック (0)

2008年11月26日

畳Q&A 畳を使用する前に必ず行なわなければならない事は?

Q2.畳を使用する前に必ず行なわなければならない事は?

A2.イ草表面に十分に浸透していない余分な染土を除く為に、表面を乾いた雑巾などで軽く2~3回拭き上げてください。

【説明(染土・染料)】
 畳やイ草商品には製造上、イ草の光沢・風合いを保つ為、染土を使用しています。
染土とは、天然の粘土質の土を水で泥状にしたもののことで、これにイ草を浸し、一昼夜乾燥させます。こうすることによって一本一本のイ草の色を統一し、尚且つ、備蓄、使用による退色を遅らせるという効果があります。
 また、畳を新調した場合には、この泥染めによる染土が余分に付着しています。通常、表面にある余分なこの染土については、施工した畳屋さんが敷設後にある程度は表面の拭き上げをしていますが、そのままでご使用になると多少の染土の付着が衣服や靴下の裏につきますので、ご使用前の乾拭きをお勧めしています。
 ≪防止策≫
※これらの染土が衣服などに付着し、汚れるのを防ぐ為、ご使用前に必ず乾いた布で2~3回軽く拭いてご使用ください。ある程度の余分な染土は拭き取られます。
特に汗をかいたシャツで寝転んだり、濡れた足元で歩いたりすると衣服に色移りする事がありますが、通常のご使用であれば、乾拭きされでご使用になれば、それほど気に掛かるような色落ちはありません。
※力強く拭いたり、水拭きをしたり、また、お風呂上りに長時間座ったり濡れタオルを放置したりしますとイ草に浸透している染土まで拭き取られ始め、色むらができたり、変色したりします。
また、イ草は含水率15%以上でカビが発生し始めますので、水拭きはカビの発生の原因ともなります。

投稿者: 管理者 日時: 2008年11月26日 10:49 | | コメント (2) | トラックバック (0)

2008年11月22日

畳Q&A 畳の表面に使用しているい草とはどういうものですか?

Q1.畳の表面に使用しているい草とはどういうものですか?

A1.日本の生活に欠かせない敷物です。
【説明(イ草)】
 イ草の表面は良く見ると非常に細かいひだ状になっているため、夏場汗ばむ季節にはこのひだが肌とイ草をべたつかすこと無くさらりとした感触を持たせる為、日本の夏の敷物として無くてはならないものとして重宝されています。また、お部屋の空気中の湿度が高いときには湿気を吸収し、乾燥時には溜め込んだ水分を放出しお部屋の湿度を調節したり、二酸化窒素やホルムアルデヒドなどの有害な物質を吸着したりするという機能を持っています。
 しかし、イ草には、デメリットもあります。
 第1に直射日光や蛍光灯の光により日焼け・退色します。これは天然植物が持つ特性であり、特に下記に述べる染土を施したり、染色したりしていてもこれは止められない宿命です。
 第2にカビが発生します。イ草に限りませんが、特にイ草はその体内に通常約7%の水分を含有しています。特に湿度の高い場合、イ草はその特性により湿気を吸収しますが、水分率が15%を超え、無風の状態が続きます(特に梅雨時期) と、カビが発生します。
 第3にこのカビや食品の屑などに、ダニや害虫が寄ってくることがあります。

投稿者: 管理者 日時: 2008年11月22日 16:10 | | コメント (2) | トラックバック (0)

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